「シックハウス症候群」が、どういうものか理解していますか?
よく「新築病」や「化学物質アレルギー」などと言われることもあります。
このような言葉が使われるようになったのは、ここ20年くらいの話です。
「sick=(病気の,病んだ)」という意味で使われています。
「シックハウス」とは直訳すると「病気の家」ということになります。
昔は「シックハウス症候群」は、ありませんでした。
ここ最近で一気に問題化したのは何故でしょうか?
ズバリ!
家造りが変わった!
ということです。
昔の木造住宅は、良くも悪くも隙間が多く通気性が良く
室内の空気は新鮮で、汚れにくい環境にありました。
現代の住宅は、「高気密・高断熱」になっています。
省エネ対策が重視され隙間がなくなり、気密性が高められました。
断熱性も高く効率よく、冷暖房が効くように造られています。
昔に比べて住みやすくなったわけです。
しかし、しっかり換気をしないとすぐに空気が汚れてしまう
リスクも高くなったわけです。
昔ながらの家屋は
などの「天然素材」が用いられていました。
しかし、現代の住宅建材のほとんどは人工的に加工され
材料の機能や性能を上げるために製造過程で多種類の化学物質が
用いられているのです。
たとえば、集成材。
強度を高めるための接着剤を使い木材を貼り合せたものです。
接着剤は剥離の恐れもあります。
壁紙には
床板や建具には
大量生産しやすく施工性に優れた新建材が次から次へと開発されています。
このように様々な化学物質が用いられ、高性能な建材が提供されているわけですが
用いられている化学物質の多くは人体に有害なものばかり。
もうお分かりですね?
化学物質をたくさん含んだ新建材を用いて
造った建物が高気密なわけですから
しっかり換気しなければ必然的に
室内の空気は化学物質で汚れてしまいますよね。
本来、家は人を守ってくれる空間であるはずなのに
家の空気が人の健康を脅かすようになってしまったのです。
本物の無垢材の住宅
素足でかけだしたくなる無垢のフローリング
自然素材がいっぱいです。
そして、家だけでなく学校までにも・・・
シックハウス症候群を伝える新聞記事
2003年1月24日(金)
調和小学校のシックハウス症候群の件が報道される
また、 家だけでは無く、建具などにも気をつけなくてはいけません。
ベットによるシックハウス症候群
ベットによる「シックハウス症候群」による体調不良の相談が
2003年以降113件合ったことが国民生活センターのまとめでわかった。
(日経記事より)
ベットは家具の中でも身近で長時間使われるため
体調不良にいたるケースは戸棚類よりも多い。
べット搬入後のホルムアルデヒドの室内濃度は3日後でも
安全基準の指針値の7倍を超えるものがあった。
MORIKYUではベットは「桐ベット」をお奨めしております。
ベットは人生の3分の1を共に過ごすパートナー。
桐には吸湿効果も優れていますし、タンニンを多く含むので防虫効果もあります。
桐のベット
もちろん、その他の建具類も有害物質の出にくい出来るだけ安全な製品で
土台、柱、梁などの構造材から
床、壁、天井などの内装材、造作材、建具、家具に至るまでの
トータルコーディネイトが出来ます。
総桐ウォークインクローゼット
子供部屋
ちゃっかり宣伝もしちゃいました。
今後も「シックハウス症候群」の知識について、あれこれ紹介していきます。